今日の日本ではもっとも知名度と人気が高いアールヌーヴォージュエリー。
意外なことに当時のフランスではまったく人気がありませんでした。
アールヌーヴォーとはフランス語で「新しい芸術」という意味ですがその名前が示すとおり、アールヌーボーは非常に前衛的な芸術でした。
時代の本流から外れた、異端の装飾様式だったのです。
アールヌーヴォーのジュエラーたちは、いわゆる反骨の職人家です。
当時まったく評価されていなかったガラスを、果てしない時間と技術を費やして宝石のようにカットするなんて、当時の本流のジュエラーたちからすると狂気の沙汰でした。
当時同じような職人芸術がイギリスで起こっていました(アーツアンドクラフト)。
イギリスではアーツアンドクラフトが当時それなりの評価を得ていましたが、フランスのアールヌーヴォーは後年になってようやく評価を得ました。
もちろん今日ではアールヌーヴォージュエリーはその独自性からフランスをはじめ世界中で非常に高い評価を受けています。
アーツアンドクラフトと同じくアールヌーヴォージュエリーの価値は、素材にはありません。
技法とスタイル、職人気質に貫かれた技術にあります。
このガラスネックレス、ダイヤモンドとアメジストでできていたほうが価値が高いと思う方、それは間違いです。
これはガラスでできているところにこそアールヌーヴォージュエリーの本質があり、評価されるのです。
元情報はアールヌーヴォージュエリーへ
アールヌーボーガラスネックレス